日本では屋外のPM2.5よりも、「受動喫煙の方が危険」。
北京市内の屋外の調査では、日本の環境基準の20倍を超える700μg/m3(マイクログラム/立方メートル)のPM2.5が確認される日もあるそうです。
ところが、2012年に神奈川県の喫茶店の喫煙席で行われた調査では、約20分間で平均値が約440μg/m3、最高で約800μg/m3のPM2.5が測定されています。
2010年の日本国内の飲食店、ゲームセンターなどの店舗の調査では約30分間で135μg/m3です。
日本の環境基準では、1年平均では15μg/m3以下であり、かつ、1日平均値が35μg/m3以下であること。 と定められています。
PM2.5はたばこの煙からも発生しているため、現在の日本の状況では、中国から飛来する大気汚染よりも、飲食店などの受動喫煙の方がより深刻。
――なのだそうだ。
要するに大気汚染は外出しなければある程度防げるだろうけれども、部屋の中でたばこをスッパスッパ吸われる方がよっぽど性質が悪いってことだろう。
屋内を全面禁煙とする法律を施行する国が増えているのに、日本では平成15年(2003年)の健康増進法の施行でようやく禁煙・分煙化が進んできた程度。
分煙なんていっても、同じ室内で仕切りさえ無い場合もあるのだから全く意味が無い。
当然、喫煙席からは煙が飛んできます。
店も客もそれがわかっててやってるんですからね。
テレビでは中国の大気汚染を大きく取り上げているけれど、本当に危険なのは部屋の中だなんて洒落にならない。
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